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Cat’s Talk Milano

制作年:2021年
画材:ミクストメディア
希少性:作家による手書きサイン入り・日付入りの一点もの

「美は私を動かし、心を打つ。けれどそれだけでは足りない。私はどうしてもそこに至る道を理解したいのだ」(エンツォ・マーリ)。デザイナー、エンツォ・マーリのこの言葉は、画家であれ彫刻家であれデザイナーであれ、芸術家の目的——美を探し、それを他者に伝える道を探すこと——を見事に言い表している。(美術キュレーター、シルヴィア・グラッシによる本作への寄稿より。)

本作は、イタリア・デザイン史の真の金字塔となる象徴的なプロダクトや彫刻、インスタレーションを生み出したデザインの巨匠、ミラノの旧友エンツォ・マーリ(1932–2020)へのオマージュである。ヤスエは、マーリが日本でのプロジェクトのため東京を訪れた折に、幾度も彼と会っている。ヤスエの「キャッツ・トーク」の作品は、東京、千葉、京都、大阪、福岡をはじめ、スペイン・サンタンデールでの特別展でも展示され、日本で広く知られている。彼女は、芸術はすべての人に分かち合われ楽しまれるべきものだと固く信じ、銀行、大学、オフィス、駅ビル、カフェ、レストランなど、公共の空間をしばしば作品の場に選んできた。キャッツ・トークの根底にあるのは、コミュニケーションと自己実現である。私たちは仕事や日々の暮らしに追われ、自分が何者で、どこへ向かうのかを省みる時間をなかなか持てない。いたるところにいる猫たちの瞳の映り込みのなかに、私たちは自分自身を見る……。ニューヨーク大学で学んだ80年代から90年代にかけて、ヤスエはポップアート、抽象主義、インスタレーションアートに強く影響を受けた。彼女は数々のライブ「肖像」パフォーマンスや、東京のレストランでのジャズ演奏とのライブ・ペインティングを行った。より近年の風景画の連作では、世界各地の象徴的な場所や情景を訪ね、そこで感じた情感を大胆で鮮烈な色彩で捉えている。

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